不動産売却を成功させるノウハウNo.22
2021年04月15日
自分で相場を調べる方法②
「売りに出す前に自宅の相場が知りたい。できれば、不動産会社に電話する前に知っておきたい」。
そう考える方はたくさんいます。
では、どうすれば不動産会社に聞かずに相場を知ることができるのか?
それは、現在販売されている事例を基に算出することです。
前回に引き続き、どのように算出すればいいか、具体的な方法を2つご紹介します。
①チラシ
自分と同じマンションや周辺の物件が売りに出たら、そのチラシをとっておきましょう。
今販売中の事例は参考になります。
その物件が同じ広さ、同じ間取りであれば、なおのこと役立ちます。
事例を使って、次の計算式と方法で参考の値段を出すことができます。
「事例価格÷事例物件面積(㎡)」。
まずこの計算式で1㎡あたりの単価を算出します。
その単価にご自宅の平米数を掛けると参考価格が出ます。
例えば、ご自宅が70㎡。
チラシの物件が80㎡で2400万円の場合、「2400万円÷ 80㎡」で計算すると、チラシの物件の1㎡当たり単価は30万円であることがわかります。
あとは、ご自宅の平米数である70を掛ければ2100万円という参考価格が出ます。
もし、チラシの事例物件が数件あれば各物件の1㎡あたりの単価を算出し、その単価の平均値を出します。
こうすることで参考価格の精度はさらに上がります。
②ポータルサイト
チラシがなかったり、集めていなかった場合は、インターネットを利用しましょう。
一番簡単なのは、グーグルやヤフーでご自身の「マンション名」や「エリア×相場」を入れて検索することです。
マンション名に地名が入っている場合は、きちんと最後まで入力してください。
検索してみると、現在売り出し中の物件や過去の掲載物件のデータが拾えることがあります。
これは非常に便利です。
不動産会社も不動産会社専用のデータベースを使いますが、参考データがない場合は、このように検索エンジンを活用します。
後は、ヒットした物件データをチラシの場合と同様に単価計算すれば、参考価格が出ます。
ポータルサイトのいいところは、チラシに出ない物件が検索に引っかかるところです。
例えば、ご近所に知られたくない方でも、依頼した不動産会社のホームページには物件情報を載せている場合があります。
このようにチラシやインターネットを利用することで、不動産会社に電話する前に参考価格を知ることができます。
只、皆さんは不動産売却を初めて行います。
その為、この情報だけですべてを判断するのは危険です。
次回は自分で相場を調べる際の、気を付けるべきポイントをご紹介します。
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本日は以上となります。
次回も引き続き、 賢く・高く、不動産売却をしていただく為の、ノウハウ をお届けいたします。
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