不動産売却を成功させるノウハウNo.84
2022年11月03日
売却できる期間
売却を検討している売主さんからよく質問されることが、「どのくらいの期間で売れますか?」という質問。
取り引きは相手(買い手)があってのことですから、「〇ヶ月あれば確実に売れます」とは言えません。
確実に売れる期間を予測しようとすればするほど、売出価格の設定がどんどん安くなってしまいます。
市場から見て明らかに割安であれば、「確実に売れる」と言えるからです。
しかし、「なるべく高く売るための、適正な売却期間は?」という質問であれば答えられます。
高く売るための適正な売却期間は、通常2〜3ヶ月です。
その根拠としては、次のことが挙げられます。
●売り出しを開始して、1ヵ月以内に内覧に来る買い手候補は、「その物件にもともと興味があった人」である可能性が高い。
買い手の条件に合った物件であり、売り出し開始に反応してすぐに不動産会社が紹介をしたということなども考えられる。
いわゆる、意欲の強い買い手あることが多い。
●通常の売却活動ではオープンに情報を公開するもの。
したがって1ヵ月もあれば、「今、買う気になっている人」への情報提供は(買い手が探す意欲を持っていれば)おおむね完了している。
●通常、売り出し開始時の価格設定は強気の価格にしておき、様子を見て価格改定を行っていくという流れになる。
この期間を過ぎると、価格改定を検討していくことになります。
期間を過ぎて価格改定をしなくても、交通事故的に売却できるケースもありますが、そこに期待をしてしまうと計画通りいかなくなってしまいます。
その為、ある程度段階的に価格改定は行っていったほうがよいでしょう。
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本日は以上となります。
次回も引き続き、 賢く・高く、不動産売却をしていただく為の、ノウハウ をお届けいたします。
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